カスタマーエクスペリエンスの向上を追求
Rabobank は、金融サービスを通じて人と社会にポジティブな影響を与えることを使命としています。この協同組合型銀行は、オランダの小売業や法人企業を顧客とし、グローバルな食品・農業分野に重点を置いています。同行の事業は、中央組織、89 の現地支店、専門の海外オフィスで構成されています。Rabobank の成功を支えるのが、質の高い一貫したカスタマーエクスペリエンスです。しかし、同行のコンタクトセンター・チームは Genesys や Cisco のレガシーシステムなど、複数の独立したオンプレミス製品を使用していたため、支店間の情報共有、顧客データの一元管理、有意義なリアルタイムデータの取得などが不可能でした。IP テレフォニー、ルーティング、レポーティング、音声録音、CRM システム統合などの基本的な要件も複雑化が進み、管理が困難になっていました。同行は以前、ライブチャットを導入し、さらに Nuance の人工知能(AI)ソフトウェアをベースにしたチャットボット Nina を構築しましたが、このソリューションは部門間で分断された状態で運用されていました。セキュリティコンプライアンスも問題でした。加えて当時のサプライヤーから提供されるソフトウェアリリースはほとんどがバグ修正であり、大きな効果をもたらす新機能は提供されませんでした。