2025 年 12 月24日(水)日本発表

ジェネシス、グローバル展開とコンプライアンス基盤を拡大し、信頼性の高いエージェント型AIを推進

・シンガポールおよびメキシコにフルサービスのクラウドリージョンを新設。EUソブリン クラウドおよびサウジアラビアへの展開も視野に、世界各地で安全かつ規制に準拠したアクセスを実現
・ISO/IEC 42001:2023認証の取得およびEUデータ法への準拠を達成し、責任ある、透明性の高い、信頼できるAIイノベーションへの取り組みをさらに強化

サンフランシスコ—2025年12月10日 — 人工知能(AI)を活用したエクスペリエンス・オーケストレーションのグローバル・クラウド・リーダーであるジェネシス®は、Genesys Cloud™ プラットフォームのグローバル展開を拡大するとともに、責任あるエージェント型AIのイノベーションを加速させる最新の取り組みを発表しました。これらの機能強化により、企業は複雑化する規制環境においても、顧客からの信頼を構築し、業務効率を高め、コンプライアンスを維持することが可能になります。

Genesys Cloud は、アジア太平洋、ラテンアメリカ、欧州、中東への展開拡大により、現在、Amazon Web Services(AWS)の21リージョンで稼働しており、業界でも屈指のグローバル可用性を備えたカスタマーエクスペリエンス(CX)プラットフォームの一つとなっています。また、責任あるAIガバナンスに関する国際規格である ISO/IEC 42001:2023 の認証も取得しました。現在、世界中で200万人を超えるユーザーが、顧客および従業員に対して安全性・知能性・共感性を備えた体験を提供する基盤として、Genesys Cloud を活用しています。

企業によるAI導入が進む中、規制や倫理基準への対応はかつてなく重要性を増しています。最新の「Frost & Sullivan CX意思決定者調査」によると、世界のコンタクトセンターにおける最優先課題として「顧客からの信頼確保(78%)」と「セキュリティの強化(75%)」が挙げられました。これは、データプライバシーや透明性の確保が、長期的な顧客ロイヤルティを築く上で不可欠であることを示しています。

広範なグローバル展開と強固なコンプライアンス基盤を備える Genesys Cloud は、厳格な規制対応が求められる業界においても、変化しつづける法規制に柔軟に対応しながらAI導入を推進できる環境を提供します。ネイティブな統合アーキテクチャを採用することで、全リージョン・全サービスにわたり一貫した統制、可視性、レジリエンスを確保し、セキュリティおよびコンプライアンス体制の強化を支援します。これにより、イノベーションのスピードに即応してガバナンスを拡張できる基盤を実現しています。こうした機能により、企業は AI Guides を活用したGenesys Cloud Virtual Agents などのエージェント型AI機能を、信頼性とスピードを両立させながらスムーズに導入することが可能になります。

ジェネシスのチーフ・プロダクト・オフィサー、Olivier Jouve(オリヴィエ・ジューブ)は次のように述べています。

「Genesys Cloud の継続的なグローバル展開は、安全性、コンプライアンス、そして地域ごとのニーズに即したイノベーションを通じて企業を支援するという、当社のコミットメントを示すものです。お客様により近い場所でのデータレジデンシー(地域内データ保存)とAI機能を提供することで、パフォーマンス、データ主権、そして信頼性のバランスを保ちながら、安心してイノベーションを推進できる環境を実現します。Genesys Cloud は、責任あるエージェント型AIの次なる時代を支える基盤を提供しています。」

エージェント型オーケストレーションを支えるグローバル基盤の拡張

AWS アジアパシフィック(シンガポール)およびメキシコ(中部)リージョンへの対応により、Genesys Cloud のグローバル基盤はさらに拡大されました。これにより、企業は各地域におけるデータ保管要件や規制を遵守しながら、AI を活用した高性能かつ低遅延なサービスを提供できるようになります。

Genesys Cloud は、2026年に欧州および中東でのさらなる拠点拡大を予定しています。これには、AWS European Sovereign Cloud および AWS サウジアラビア王国への対応も含まれます。こうした展開により、ジェネシスは、世界各地におけるアクセシビリティやプライバシーの向上、ならびに進化し続けるデジタル主権への対応に対するコミットメントをさらに強化していきます。

Frost & Sullivan のICT担当インダストリーディレクター、Bernie Arnason(バーニー・アーナソン)氏は次のように述べています。

「今日のグローバルCX市場において、可用性の高さや展開範囲の広さは重要な要素ですが、それだけでは十分とは言えません。AIの前例のない影響を受け、グローバルなセキュリティ要件が一層複雑化するなかで、これらに対応するには、強固なコンプライアンスと信頼性に裏打ちされた体制が不可欠です。ジェネシスは、グローバル展開の拡大と国際的なセキュリティ基準への確かな取り組みを通じて、まさにこの期待に応えています。」

グローバル基準と責任あるイノベーションによる信頼性の強化

ジェネシス は、人工知能マネジメントシステム(AIMS)に関する世界初の国際規格である ISO/IEC 42001:2023 に基づく認証を取得しました。本認証を取得している数少ない CX 専業プロバイダーの一社として、Genesys Cloud AI の開発および提供における先進的なAIガバナンスと透明性への取り組み、ならびに確立されたリスクマネジメント体制が評価されています。さらに ジェネシスは、欧州連合(EU)の AI法(Artificial Intelligence Act) への対応に向けたコンプライアンスフレームワークを整備するとともに、データへのアクセス、ポータビリティ、共有、切り替えに関する規定を定めたデータ法(Data Act) にも、2025年9月時点で準拠しています。

これらの取り組みを通じて、ジェネシス は法規制への対応を求められる企業を支援し、信頼性の高いセーフガードのもとで、各市場において安心して事業を展開できる環境を提供します。こうしたフレームワークは、既存の包括的なグローバル基準をさらに強化するものであり、DORA(EUデジタル・オペレーショナル・レジリエンス法)、GDPR (EU一般データ保護規則)、HIPAA(米国 医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)をはじめ、C5(ドイツ クラウドコンピューティング・コンプライアンス基準カタログ)、HDS 2.0(フランス 医療データホスティング認証)、ENS(スペイン国家サイバーセキュリティ基準)、LGPD(ブラジル 一般データ保護法)など、主要な規制や認証を幅広く網羅しています。

透明性を一層高める取り組みとして、ジェネシスは新たに Genesys Cloud Trust Center を開設しました。Genesys Cloud Trust Centerは、セキュリティ対策、データプライバシーの取り組み、コンプライアンス基準、サービスのレジリエンスに関する情報を集約した中核的な情報拠点です。認証済みの顧客およびパートナーは、セキュリティ、プライバシーおよびコンプライアンス(SPC)ポータルへのアクセスを申請することができ、監査レポート、AIプロダクトカード、詳細な規制およびプライバシー関連資料を確認することが可能です。

詳細については、Genesys Cloud Trust Center をご覧ください。

1 Frost & Sullivan 著『 Security – The Key to Customer Experience Excellence 』(2024年6月発行、レポート番号:#PFED)

将来予想に関する記述
本プレスリリースに記載されている、過去または現在の事実に関する記述を除く内容は、リスクおよび不確実性を伴う将来予想に関する記述です。法令により求められる場合を除き、Genesys は、本プレスリリース発表日以降に生じた状況または事象を反映するために、これらの将来予想に関する記述を更新または修正する義務を負うものではありません。

【ジェネシスについて】
ジェネシス® は、最高のカスタマーエクスペリエンスと従業員体験を創出するために、世界中の 8,000 を超える企業を支援しています。 Genesys Cloud™  は、エージェンティック AI を中核に据えた AI 駆動の「エクスペリエンス・オーケストレーション」プラットフォームであり、企業全体の人・システム・データ・ AI をつなぎます。その結果、企業は顧客ロイヤルティや成長、リテンションを推進すると同時に、人と AI のワークフォースを横断して業務効率とチームワークを高めることができます。詳しくはwww.genesys.com/ja-jpをご覧下さい。

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